VK FullSite Installer でインポートできるデータは新規サイト専用であり、既存サイトの内容を残したまま切り替えることはできません。
VK FullSIte Installer のデータは全領域をユーザーがノーコードで自由にカスタマイズできるようにするために、テーマファイルなどではなくデータベースに保存されるWordPressのデータとして作成してあります。
それらのデータは既存サイトのデータと競合するためるため、既存サイトの情報を活かしつつ適用したいとしても、どこまで既存サイトの情報を活かすのが?既存コンテンツと競合する場合にどう処理するのかなど膨大な項目がそれぞれケースバイケースで発生するため、システムで処理する事が不可能だからです。
手動で移行する場合の大まかな手順について
既存サイトから移行するには専門知識とかなりの作業が必要になりますが、おおまかに以下の流れとなります。
とりあえずバックアップ
まずは現行サイトのバックアップを必ずとってください。
ただし、このバックアップは VK FullSite Installer でインポートしたりしても消えないように WPvivid や All in One WP Migration などのプラグインを使って、エクスポートしたデータをダウンロードしてローカルPCなどに保存してください。
開発環境の用意
大掛かりな作業になりますので、開発環境が必須です。
ローカルの開発環境や、既存のサーバーのサブディレクトリやサブドメインなどに新規のWordPressを用意してください。
ローカルの開発環境の用意については以下を参照ください。
WordPressのローカル開発環境をつくる | ベクトレ
WordPressのローカル開発環境を簡単につくることができる「Local by Flywheel」のインストールから基本的な使い方まで学習できます。https://www.vektor-inc.co.jp/post/local-by-flywheel/
開発環境にデモサイトデータをインポート
作成した開発環境に VK FullSite Installer をインストールして、使用したいデモサイトをインポートしてください。
デモサイトと同じ状態のベースが構築されます。
旧サイトのコンテンツをコピー
旧サイトのコンテンツボリュームが多くない場合は手動でコピペなどして調整ください。
既存のコンテンツが多い場合
- 旧サイトの ツール > エクスポート から移行したい投稿タイプデータをエクスポート
- 新サイトの ツール > インポート > WordPress からインポート
- ページのデータを手動で調整
開発環境で新サイトが完了
開発環境のデータを本番環境に移行
WordPressの引っ越し用のプラグイン( 例 : WPvivid / All in One WP Migration )などを使って、開発環境で作成したサイトを本番サーバーに移行してください。